リサイクルの買取り屋さんとして働くケイのブログ

一章 リサイクルとの出会い

出会いというのは理由もなく突然やってくる。

15年前の春頃に親友のM君から1本の電話が入った。
M君とは20歳くらいの頃からの友達で今でも大親友である。

当時、M君の話だと知り合いのリサイクル屋さんがパソコンを触れる人材を探していてアルバイトをしてみないか?

という相談だった。

パソコンは得意な方だったし、ちょうど会社を辞めてフラフラしていた俺には良い話だった。

次の仕事が見つかるまでの繋ぎでいいか!!

みたいな乗りで数日後、M君の知り合いの人(Eさん)の所へ伺った。

簡単な面接みたいなのをして、即日から行くことになる。

仕事の内容は、ヤフオクの出品である。

当時のヤフオクは凄まじい勢いで物が売れていた時代!

Eさんが仕入れた物を俺がヤフオクに出品し、Eさんの利益に応じで臨機応変にバイト代をくれるという約束だった。

時給なんてものは存在しない、売れば売るほどバイト代が増えるというもの

商品の掃除や動作チェックはEさんが担当し商品の撮影、撮影した画像の加工、商品の説明、出品、落札後のメール、梱包、発送までやっていた。

ノルマなんてなかった。

朝、10時にEさんの会社へ行き18時頃までやっていた。
取引さえきっちりしていたら会社へは行きたい時に行って、休みも適当の日々
月末に売り上げを計算して、そこからバイト代が渡されていた。
当時、だらだらしていた俺は月に15万円くらいのバイト代だったと思う。
今思えば、真面目に毎日やってたら30万円にはなってたであろうバイトだ。

Eさんに怒られた記憶は過去に一度もない。
朝、会社に行くと笑顔でコーヒーを出してくれて昼になると近所の食堂でお昼ごはんをおごってくれる。優しすぎる人で、それに甘えてる自分が居た。

そんなEさんの人柄で、人が集まってはお好み焼きパーティーなどが開催されることが多々あった。吹いたら飛ぶような小さな会社だったが、そこには大きな温かみがあった。

その頃M君は自ら立ち上げたリサイクルショップの経営で毎日寝る時間も惜しんで働いていたのを覚えている。

M君はヤバイ人材である。

リサイクルの経験なんてまったくないのに・・俺、リサイクルショップやる!

突然スイッチが入ってお店をやらかしたのだ。

銀行からお金を借りて、ショップをする倉庫も借りたけど、商品の仕入れ方がわからなくってタウンページでEさんの会社であるリサイクル店を調べて電話をし、リサイクルの事を教えてくれと頼んだのが最初だったそうだ。

もちろんEさんは断ったそうだけど、何度も電話してきて助けて下さいとお願いするもんだから、とうとう手伝うはめになったという話を笑い話で聞かされた。

話を聞いた時、親友ながらそうとうバカだ自殺行為だと正直思った(笑

小さな子供二人と嫁さん居るのに気でも狂ったのか?と問うと

俺には成功しか見えてない!っと言い切ったのを覚えている。

ちなみにM君はリサイクルで株式会社を現在も経営している
決して大きな会社とは言えないが偉大な成功者と思う。

何がすごいって15年前、不景気の波で会社が倒産しまくってる大不況の中を無謀にも突き進み会社を大きくしたという事実である。

誰が聞いても反対するはずの一歩を自ら歩き出した事は今さら説明するまでもなく、進む前から成功しかないと言い切った言葉が今でも思い出すと鳥肌が立ちそうになる。

今でも時々そのシーンを思い出す。


もし、15年前にM君がEさんに電話してなければ俺がリサイクルに関わる事はないだろうし今頃何をしているんだろうって・・ふと思います。

続きは、また今度 (´・ω・`)

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仕事はちょっと珍しい職業ではありますが買取専門のリサイクル屋さんで出張買取りスタッフをしています。
エコログでは、僕が一人前になるまでの物語やリサイクル屋あるある話、買取り日記などを書いて行こうと思います。みなさんどうぞヨロシク!!